2023年度
教授 Professor
内藤 健(博士:工学)
Ken Naitoh, Dr.

学生の様子と年間スケジュールの概要
私の研究室には、 ボーイスカウトでテントの雨漏れ対策技術を習得し、卒論で実験装置の空気漏れ対策を即座に実施+新ロケットエンジン燃焼実験で地面が揺れると声を出しながら目が輝き+凝縮系核反応装置を自作+修士課程で量子流体力学の最優秀論文賞をとった学生、宇宙が大好きでロケットや天体写真に没頭してきた義兄弟、昼にアッパーカットで食べ過ぎて午後に居眠りもできないほどつらくなったけど、自分でやりたい課題を提案して、自動車用エンジン研究に熱中している人、パン屋さんでアルバイトしながらチョココロネに似た形の新ロケットエンジンの設計・実験している明るい人、

配属前は生命情報の研究に関心があってこの研究室に来てはみたものの、最初は「毎日のようにアイデアがでる」という先生の記載を信じられずに悶々としてたけれど、新エンジンみたら先生を信じられるようになってきてピストン試作したけど、設計ミスして大反省しつつ、つくりなおした人、研究室が提示した「乱流遷移現象を解明する理論」に感動し、研究室配属の1年以上前からMoodle・Zoom等で何度も進路や研究内容について私に相談(合計5時間程度)+早稲田大学に来るために生まれてきたと思わせる〇〇を持つ人、グライダー操縦+内藤研HPの更新を毎日心待ちにしながら長期愛読+将来のことも考えてきたしっかりもの、配属直後の面談で「毎週しっかり研究指導して欲しい」と言ってくるほどに人生を完全燃焼+凝縮系核反応させたい人、私の血縁関係者と同じ名前だと授業中に伝えたら親近感を持ったこともあって私の研究室を選び+大病の事前予知研究に没頭+犬とよく遊ぶ人、バイク用エンジン研究をやりたくて私の研究室を選び+他の学生との打合せ時間が無くなるほどに延々と私にエンジンの自論展開+腕っぷしが太くバーベルみたいな人、生命の謎解きに関心+内藤研HP中の笑える?部分に感動+配属直後の面談で「もっと早くに先生に相談しておくべきだった」と話し+人工天才脳の研究に没頭している人、研究室配属前にZoom等でやりとり+私の著書(生命のエンジン)をよく読み+大病の事前予知研究に没頭している人、等、心優しい若者がワイワイやっています。眼を大きく見開き、背筋を真っすぐに伸ばして、世界を闊歩することを楽しみながら。
2022年度もウイルス問題があり、主に月曜日から木曜日のうちの2、3日間(10時半頃から17時頃)は研究班ごとに研究室にきて実験や相談等をして、金曜日は研究班ごとにネット会議を行っています。 10時半頃から研究室にくる理由は多数あります。まず、決まった時間に研究室にくることで体調維持するためです。遅くとも、就職する半年前くらいからリズムをつくらないと就職後すぐにはできないからです。また、例えば、11時半頃に来た人は、そもそも、睡眠時間が多く必要な人か夜遅くまで寝ない人のようで、来ても直ぐにみんなで昼食で、そのあと眠くなる。昼寝から起きたら15時では、一日、何のためにわざわざきたかわからない。昼過ぎに起床して16時に研究室に来て夜中・早朝まで研究すると考えると、複数人での実験には参加できないし、先輩や先生と相談する時間もほとんどとれないし、朝と昼の食事を抜くと頭も働かなくなる。
それ以外の平日は、自宅で研究等をすすめたり、先輩・後輩とで相談したりしています。(学生さんやテーマによって若干、異なりますが。)なお、4年生の年間の大雑把な流れを書いておきます。3月末に研究室配属された新メンバーとは、その直後からまず、ひとりひとり、1時間程度の面談をします。その後の進路や相談事などについてです。その後、4月前半に研究室に新たに入ったメンバーの歓迎会、研究室の夏休みはお盆前後に10日から二週間ほどとっています。(私も年をとってきたこともあって休みはとります。)夏から秋には、グランドピアノのある部屋でプロ(か、セミプロ、か、研究室メンバー)の演奏会・食事会(プロ・セミプロへの謝礼も含めて費用は全額、内藤が支払う)をやることが多かったのですが、2020年からはウイルス問題があり、アッパーカット等にときどきつれて行くことになりました。2021年度は、改良型エンジン2つの試作等々があり、ステップアップした段階に進むので、その出陣式?として、八天堂のクリームパンで小パーティーを開きました。2つの試作エンジンの燃焼実験・素粒子のエンジンの実験も順調に進んでいます。12月中には卒論・修論の概要書をほぼ書いて、研究室の冬休みはクリスマスあたりから二週間程度とっています。(私も年をとってきたこともあって休みはとります。) 1月は卒論・修論等を書いて、2月はじめに、卒論・修論発表会があり、2月半ばからは2月末までは学生さん達は休みにしています。3月半ばまでには、就職するM2と後輩との間で研究内容の引継ぎを完了させ、更に、卒業直前のM2・博士学生・私とで議論しながら4月からの1年間の年間計画をつくります。3月半ばからは、新B4とのやりとりがはじまります。4月からはM1・B4学生ともに授業が始まるので、自由な時間が多い3月中に、研究室を去るM2からM1・新B4が学ぶことは特に重要です。また、3月には、修士課程進学者(面談希望者)とは、それまでに行った研究テーマを継続するか、別の課題にも触れてみるか等、やりとりをします。実際、例えば本人の希望で、博士号取得者でも、M1から研究課題を変えた人もいます。3月後半には謝恩会・離散会があります。M1の多く(希望者)は、就職活動に入る前に学会発表をしています。就職活動の準備にもなるからです。博士課程進学を考えている人は、修士の間に複数回の発表や、査読のある学術論文執筆をすることが多いです。(緑色の部分は、2022年3月19日と9月21日に追記。)
後期博士課程:Doctor
小林 知嵩(D3):Tomotaka Kobayashi [JSST Best paper award 2020, JSST student presentation award 2021, Young author award of ISAROB-ISBC-SWARM2022 等]


修士2年:M2
嘉瀬 文哉

松野 龍生

河野 彗大

谷島 理来

中川 竜輝

松村 咲音

修士1年:M1
佐藤 理久

柴崎 航一

鳥羽 雄大

富田 駿

学部4年:B4
請川 開
岡崎 可実
小島 健人
鈴木 優太
玉手 宏征
馬場 翔太郎
水野 歩人
山田 創太