日本シミュレーション学会の国際講演会で、Student Presentation Award受賞(2022年11月、佐藤理久):管内乱流遷移現象の数値解析 (Computation of laminar-turbulent flow transitions in a circular pipe with a bellmouth inlet)

翼や平板周りの乱流遷移現象は、理論・数値解析によってかなり解明されてきているが、管内の乱流遷移現象は100年の謎とされてきた。その解明の一里塚となる成果である。特に、管上流入口の乱れの程度と乱流遷移するまでの時間・距離の関係を解明できる可能性を示したことは特筆すべきことであり、航空用エンジンの燃焼安定度向上や生体内血流の解析等にも寄与しうるものである。